年末の大掃除は断捨離のチャンス!
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
今週末には12月に入りますね。
1年の締めくくりの大掃除の季節がやってきました。
年末の大掃除は、実は開運を呼び込む断捨離のチャンスでもあります。
断捨離とは、クラターコンサルタントのやましたひでこさんの著書「断捨離」によって流行語ともなった考え方です。
実はこの断捨離とは、本来はヨガの行法のことなのです。
断捨離の断は断行のこと。
- 入ってくるものを断つ
- いらない習慣を断つ
- 欲望を断つ
ことを意味しています。
断捨離の捨は捨行のこと。
- いらないものを捨てる
- 自分の地位を捨てる
ことを意味しています。
断捨離の離は離行のこと。
- こだわりを捨てる
- 物への執着を捨てる
ことを意味しています。
つまり断捨離とは、単にモノを捨てて整理整頓するだけでなく、モノとの関わり方や考え方を変えることで、これまでの人生を見直すことまでが含まれているのです。
運気を良くするための断捨離とは?
開運のため、運気を良くするための断捨離に絶対に必要なことは、「心のぜい肉」をそぎ落とすことです。
断捨離に失敗した、リバウンドした、という話をよく聞きます。
断捨離に失敗する最大の理由が、モノへの執着心や物欲という「心のぜい肉」です。
せっかく部屋をキレイにしたのに、1カ月もしたら元の部屋に戻ってしまったという方は少なくありません。
思い切って部屋からモノを捨てたのに、結局は買いなおしてしまった、という人もいます。
モノへの執着心やこだわりの強い人には、共通の特徴があります。
「昔のことをよく記憶している」
「生活習慣に強いこだわりがある」
「自分なりのルールを持っていて他者にもそのルールを強要する」
このような強いこだわり、過去への執着は思考の硬直化を招きます。
「~でなければならない」
「~すべきである」
こんな言葉をよく使うは、断捨離で開運できない人かもしれません。
断捨離で開運するためには、柔軟な思考ができる、謙虚なこころを手に入れなければなりません。
シンプルに物事をとらえることができない人や、起こっている現象を単純化して見直すことができない人には、断捨離に失敗しやすい傾向が見られます。
開運する断捨離・掃除・片づけのポイント
1.不用品を捨てる
運気の良い部屋とは、すっきりと整理整頓されている部屋のことです。
そこに住む人がリラックスできて、心身ともに休息できる空間にする必要があります。
そのためには、まずは不用品を捨てることからはじめましょう。
「不用品はない!」
「すべて必要なモノだ!」
と思っているあなたには、食品や調味料などの賞味期限切れのものから捨てることをおすすめします。
次は洋服です。
サイズが合わない服や、ボタンが取れている服、傷があったり汚れていたりする服も捨てましょう。
本当は、1年以上着ていない服はすべて捨てても良いくらいなのです。
クローゼットなどの収納スペースに収まって、収納できずにあふれている服がない状態にするのが目標です。
ユニクロやH&Mでは、着なくなった服を店頭で引き取ってくれます。
買い物ついでに、着なくなった服を持っていってみてはいかがでしょうか。
そして、意外と場所をとっているのが、買い置きしている洗剤やトイレットペーパーです。
また使用場所ごとに洗剤を揃えている人も多いと思います。
買い置きした洗剤にも使用期限があります。
安いからと買い置きするよりも、必要なときに必要なだけ購入するほうが経済的です。
そして、使用場所ごとに洗剤を購入するのも考えものです。
食器用洗剤で湯船を洗っても問題はありません。
バスタブの汚れには皮脂が含まれていますが、皮脂は食器用洗剤でも十分に落ちます。
場所ごとに使用する洗剤を変えなければならない、というのは思い込みです。
洗剤メーカーの戦略に踊らされているのかもしれません。
2.いつでも取り出せるように整理整頓する
不用品を捨てると、部屋には必要なモノだけが残るはずです。
ところが、必要なモノだけになったはずなのに、すぐに部屋が散らかってしまう人がいます。
整理整頓のやり方に問題があると、断捨離したのに部屋は散らかったまま、ということになりかねません。
整理整頓するポイントは、いつでも取り出せるように片付けることです。
「よく読む本は手前に並べる」
「よく使うバッグは奥にしまい込まない」
「靴は一覧できるようにする」
こんな工夫をするだけで、いつでも取り出しやすい場所に片づけることができます。
整理整頓するときに間違いやすいのが、本やDVDを一定のルールで並べるというやり方です。
たとえば、アイウエオ順に並べる、大きい順に並べる、といった図書館のような並べ方です。
図書館は不特定多数の人が利用する場所ですから、並べ方のルールを統一して、誰が見てもわかるように並べなければなりません。
しかし、わたしたちの部屋は図書館ではありません。
自分が取りやすい場所に、頻繁に目を通すものやよく使うものを置くほうが効率が良いのです。
整理整頓や片づけの仕方にも、これまでの考え方を捨て、こだわりを排除して柔軟に考えることが大切になります。
3.ピカピカに磨く
片づけが終わったら掃除です。
部屋のすみずみのホコリを取り去り、部屋の空気を清浄なものにしましょう。
おすすめは、拭き掃除です。
普段はクイックルワイパー任せの方も、開運したいなら、雑巾をつかって自分の手で拭き掃除をしましょう。
セスキ水を床や壁にシュッシュッとかけて雑巾で拭くと、意外と汚れていることがわかります。
⇒ セスキ炭酸ソーダ
また床に小さな傷を見つけたり、もしかしたら意外な発見があるかもしれません。
普段とは違う視点で部屋を見直すことで、これまでの生活スタイルも見直すことができるようになります。
運気を良くするための掃除で大切なことは、水回りをピカピカにすること。
トイレ、キッチン、バスルーム、洗面所など、新品のように磨き上げます。
成功者の多くがトイレ掃除を励行しています。
不浄な場所をいつもキレイにすることが開運につながると信じられているのは、どんなに偉い人でも成功者でも、トイレ掃除を通して誰よりも謙虚になることができると考えられているためです。
掃除をしている人が社長のはずがない、と普通の人は考えがちです。
そう思ってしまうこと自体、上から目線で社会を見ているのではないでしょうか。
うわべをどんなにキレイにしてみせても、本当にキレイにしているかどうかは水回りを見ればわかります。
デパートや飲食店など、トイレを見ればお店の程度がわかるのと同じです。
本当に開運を望むのであれば、水回りをピカピカにすることは、とても重要なことなのです。
毎日の片づけと掃除でさらに運気アップ!
大掃除で断捨離したら、つぎは毎日の片づけと掃除で、さらに運気をアップさせましょう。
掃除は上から下に、天井から床へと行います。
部屋全体のホコリを落とすハタキ掃除を最初に行ってから、掃除機で落ちたホコリを吸い取り、最後に拭き掃除を行います。
ちょっとした出っ張りのホコリ掃除、窓ガラスの汚れ落としなど、日々の掃除は、細かいところをチェックして丁寧に行うのが基本です。
なぜ、毎日の片付けや掃除がさらなる運気アップ、開運に必要なのでしょうか?
人の脳は、実は汚れた部屋から大きなストレスを受けると考えられています。
断捨離して今までよりもスペースが拡大しても、その床がホコリだらけでは、脳はストレスを受け続けます。
そのため、部屋をリラックスできる環境にして前向きな脳にするためには、日々の掃除が欠かせないのです。
そして、前向きな脳はあなたの性格を変えてくれます。
ネガティブでマイナスエネルギーをまき散らしていた人が、断捨離と毎日の掃除で、明るい笑顔の人に変わることがあります。
明るく前向きな人のまわりには、人がどんどん集まってきます。
そして、運の良し悪しは人間関係と深い関係があります。
「昔のことをよく記憶している」
「生活習慣に強いこだわりがある」
「自分なりのルールを持っていて他者にもそのルールを強要する」
ような人が、良好な人間関係を構築できる可能性は少ないでしょう。
昔話しかしない、できない、後ろ向きな人との会話は楽しくありません。
「~でなければならない」
「~すべきである」
なにかというと自分ルールを押し付けてくる人とは、一緒に行動したくなくなります。
人間関係を良好にするためには、断捨離の考え方にある執着心を捨てること、こだわりを捨てること、そして物事をシンプルにとらえて思考を柔軟にすることが、とても重要なのです。
開運・運気アップと断捨離の関係
片づけが下手な人は、頭のなかの片づけも下手だと考えらています。
おしゃべりしていて、結論にたどり着くまでに、聞き手には不必要な説明をする人がいます。
こんな人が片づけが下手な人です。
単なる話の脱線なら笑って許せますが、業務報告を求めているのに、結論のまえにだらだらと状況を説明されると、聞いてるほうがイライラします。
結果とその原因が、頭のなかで整理整頓されていない人がよくやってしまう失敗例です。
本人は正確に物事を伝えているつもりでも、細かい説明ばかりでわかりにくいのです。
こんな人は、因果関係のプロセスが論理的に説明できないために、周囲の人からは「仕事ができない人」と見られてしまいます。
断捨離して、部屋を片づけ、掃除することは、頭のなかの片づけに通じています。
的確に不用品を捨てるという判断を行い、自分の生活行動を論理的に説明できなければ、モノが取り出しやすい部屋づくり、整理整頓はできません。
開運と運気アップのために頭のなかの整理整頓を意識して、今年の大掃除に取り組んでみてはいかがでしょうか。
霊符や御札、御守の処分は?
最後に、霊符や御札、御守の処分方法について、紹介しておきます。
自分で書いた霊符は、火で燃やして、灰を水で流します。
キッチンのシンクで行うと良いでしょう。
近くに川があるのであれば、川に流してもよいです。
神社やお寺などからいただいた御札や御守は、御札や御守をお焚き上げしてくれる神社やお寺に納めましょう。
大きな神社やお寺には、一年中、御札や御守を預かる箱などが設置されていますので、そこに預け納めます。
小さな神社やお寺でも、年末から正月にかけて、一時的にお焚き上げ用の箱が準備されていることもあります。
生方は、吉方位にある神社に、御札や御守、おみくじなどをお預けお納めして、お焚き上げしていただくようにしています。
年末の大掃除のなかでも、気をつけたいのが霊符や御札、御守などの処分です。
霊符や御札、御守は、神様が宿っていますので、最後まできちんとお納めしてくださいね。
そして、新しい霊符を書きましょう。
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