大河ドラマの主演64人を調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
『麒麟がくる』をみていて、「そういえば大河ドラマの主演ってどういうタイプ?」と思いついて、調べてみました。
大河ドラマの主演には、ダブル、トリプルの場合があったり、何度も主演する役者さんもいたりしますが、第1回から2022年の小栗旬さんまでで64人となります。
さて、どんな人が、大河ドラマの主演となるのでしょうか。
⇒ 朝ドラ主演116人を九星気学と宿曜占星術で見てみると?共通点は?
九星気学でみる大河ドラマ主演64人の共通点は?
■本命星は五黄土星が多い
本命星は行動をあらわしていますが、五黄土星が最も多く14人、21.9%でした。
なんと、5人に一人以上が、五黄土星生まれです。
平均すると、5年に一度は五黄土星生まれの役者さんが主演していることになります。
実際、『麒麟がくる』の長谷川博己さんも、五黄土星生まれです。
長谷川博己さんの前に主演した五黄土星生まれは、井上真央さん(2015年『花燃ゆ』)なので、ちょうど5年ぶりとなります。
五黄土星は帝王の星であり、意志力の強い星です。
運勢は極端になりやすく、周囲への影響力が強い星です。
ドラマとはいえ、1年以上もかかる大河ドラマだからこそ、五黄土星の強さが求められるのかもしれません。
ちなみに、五黄土星生まれの大河ドラマの主演には、長谷川博己さん、井上真央さんのほかに、
渡哲也(1974年『勝海舟』)
仲代達矢(1972年『新・平家物語』)
十一代目市川海老蔵(2003年『武蔵 MUSASHI』)
滝田栄(1983年『徳川家康』)
萬屋錦之介(1971年『春の坂道』)
渡辺謙(1987年『独眼竜政宗』、1993年『炎立つ』)
鹿賀丈史(1990年『翔ぶが如く』)
内野聖陽(2007年『風林火山』)
三田佳子(1986年『いのち』、1994年『花の乱』)
石坂浩二(1969年『天と地と』、1975年『元禄太平記』、1979年『草燃える』)
上野樹里(2011年『江~姫たちの戦国~』)
岡田茉莉子(1867年『三姉妹』、1975年『元禄太平記』)
(敬称略)
となっています。
■月命星は一白水星が多い
月命星は理性、精神をあらわしていて、一白水星が11人、17.2%でした。
一白水星は水であり、艱難辛苦を経て成長する星です。
よく考え、自らの企画力や創造力で、困難を打破するという性質をもっています。
大河ドラマにおける主演が、どれだけ大変なのか、が伺えます。
月命星に一白水星を持っている大河ドラマ主演は、次の通りです。
※敬称略
妻夫木聡(2009年『天地人』)
七代目尾上菊五郎(1966年『源義経』)
長谷川博己(2020年『麒麟がくる』)
渡哲也(1974年『勝海舟』)
仲代達矢(1972年『新・平家物語』)
東山紀之(1993年『琉球の風』)
鈴木亮平(2018年『西郷どん』)
本木雅弘(1998年『徳川慶喜』)
竹中直人(1996年『秀吉』)
村上弘明(1993年『炎立つ』)
藤村志保(1967年『三姉妹』)
■傾斜宮は六白金星と八白土星が多い
傾斜宮は隠れた性格、本能をあらわしていますが、六白金星と八白土星がそれぞれ11人、17.2%という結果となりました。
六白金星は天であり、理想主義的な星です。
八白土星は山であり、目的遂行能力の高い星です。
いいかれば、六白金星は自分なりのイメージを重視する自己完結型の役者さんであり、八白土星は掲げられた目標を達成する課題解決型の役者さんといえます。
どちらも、役者さんとしては重要な資質だと思われますが、注目度の高い大河ドラマだからこそ、かもしれませんね。
傾斜宮に六白金星を持っている大河ドラマ主演は、次のとおりです。
※敬称略
妻夫木聡(2009年『天地人』)
岡田准一(2014年『軍師官兵衛』)
高橋英樹(1973年『国盗り物語』)
長谷川一夫(1964年『赤穂浪士』)
松方弘樹(1974年『勝海舟』)
内野聖陽(2007年『風林火山』)
三田佳子(1986年『いのち』、1994年『花の乱』)
松山ケンイチ(2012年『平清盛』)
宮崎あおい(2008年『篤姫』)
吉沢亮(2021年『青天を衝け』)
中村勘九郎(2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』)
傾斜宮に八白土星を持っている大河ドラマ主演は、次のとおりです。
※敬称略
七代目尾上菊五郎(1966年『源義経』)
十一代目市川海老蔵(2003年『武蔵 MUSASHI』)
滝田栄(1983年『徳川家康』)
萬屋錦之介(1971年『春の坂道』)
香取慎吾(2004年『新選組!』)
八代目中村芝翫(1997年『毛利元就』)
堺雅人(2016年『真田丸』)
松嶋菜々子(2002年『利家とまつ~加賀百万石物語~』)
栗原小巻(1967年『三姉妹』)
津川雅彦(2000年『葵 徳川三代』)
松坂慶子(1985年『春の波涛』)
九星気学で最も多い組合せは?
大河ドラマ主演64人の本命星・月命星・傾斜宮の組み合わせで、最も多いのが8-1-3の組合せで、5人でした。
8-1-3は、思索的な努力家であり、思いつきで行動したりしない、むしろ自分で考えて納得できることしか言葉にせず、行動に移さないタイプです。
この星回りの大河ドラマの主演は、次の通りです。
※敬称略
鈴木亮平(2018年『西郷どん』)
本木雅弘(1998年『徳川慶喜』)
竹中直人(1996年『秀吉』)
村上弘明(1993年『炎立つ』)
藤村志保(1967年『三姉妹』)
十干十二支でみる大河ドラマ主演64人の共通点とは?
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
⇒ 今年の漢字は「災」60干支でみても平成は災害と事件の多い時代だった?
まずは十干では、乙(きのと)が最も多く、10人、15.6%という結果になりました。
乙(きのと)は、草や蔓などの陰木をあらわします。
【性格】
柔和、明朗、感傷、姑息
情にもろい
忍耐強い
気弱で神経質なところも
迷いやすい
九星におきかえると四緑木星にあたり、高いコミュニケーション能力を示しています。
乙(きのと)生まれの大河ドラマ主演は、つぎの通りです。
※敬称略
栗原小巻(1967年『三姉妹』)
綾瀬はるか(2013年『八重の桜』)
松山ケンイチ(2012年『平清盛』)
宮崎あおい(2008年『篤姫』)
四代目尾上松綠(2000年『葵 徳川三代』)
本木雅弘(1998年『徳川慶喜』)
八代目中村芝翫(1997年『毛利元就』)
上川隆也(2006年『功名が辻』)
和泉元彌(2001年『北条時宗』)
18代目中村勘三郎(1999年『元禄繚乱』)
一方、もっとも少なかったのは甲(きのえ)です。
甲(きのえ)は、樹木の陽木をあらわします。
【性格】
勇敢、直情、感激、発展、仁慈
自分が先頭に立ちたい
プライドが高い
向上心旺盛
肩書や権威に弱い
こういうタイプは、大河ドラマの主役には選ばれにくい、ということかもしれません。
十二支では、申年(さるどし)がもっとも多く、10人、15.6%となりました。
申は陽金で、刈入れの時期が近い状態です。
草木の実が成熟していますが、種子の核が完成していない要素をあらわします。
九星では六白金星にあたり、鉱物・原石を意味します。
才能はあり、自分なりの形は出来ているのですが、極限には達していない(状態、時期の)役者さんが選ばれるということかもしれません。
申年(さるどし)生まれの大河ドラマ主演は、つぎの通りです。
※敬称略
妻夫木聡(2009年『天地人』)
岡田准一(2014年『軍師官兵衛』)
高橋英樹(1973年『国盗り物語』)
長谷川一夫(1964年『赤穂浪士』)
内野聖陽(2007年『風林火山』)
竹中直人(1996年『秀吉』)
村上弘明(1993年『炎立つ』)
仲代達矢(1972年『新・平家物語』)
萬屋錦之介(1971年『春の坂道』)
岡田茉莉子(1967年『三姉妹』、1975年『元禄太平記』)
大河ドラマ主演64人の共通点は?
27の本命宿のうち、最も多いのは氐宿で、6人、9.3%でした。
氐宿は、現実的で柔軟な思考力をもった本命宿です。
目上の人から引き立てられる徳を備えていますが、相手が強敵であっても背中を見せない胆力と聡明さをもっています。
また、動物的なカンがすぐれており、人の心を読むことに秀でています。
氐宿生まれの大河ドラマ主演は、つぎの通りです。
※敬称略
滝田栄(1983年『徳川家康』)
柴咲コウ(2017年『おんな城主 直虎』)
吉沢亮(2021年『青天を衝け』)
北大路欣也(1968年『竜馬がゆく』)
十一代目市川海老蔵(2003年『武蔵 MUSASHI』)
津川雅彦(2000年『葵 徳川三代』)
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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まとめ
大河ドラマ主演64人について調べてみてわかったことは、意志の強さをもちつつも、周囲との調和を尊重するような人が多いようです。
また、よく考えて行動する人、そして柔軟性もあり、臨機応変な対応もできる人が、大河ドラマの主演という大役を果たしているのではないでしょうか。