「東洋のエジソン」と呼ばれた発明家
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
田中久重は、「東洋のエジソン」「からくり儀右衛門」と呼ばれた発明家です。
一般的には、からくり人形をつくった人物として知られているのではないでしょうか。
田中久重について調べてみました。
田中久重を九星気学でみると?
■田中久重(3-6-2)
田中久重は、1799年10月16日生まれ。
本命星:三碧木星
月命星:六白金星
傾斜宮:二黒土星
田中久重は、本命星の三碧木星が、月命星の六白金星からみて、金尅木(金属は木を切り倒す)という相剋の関係です。
三碧木星は、積極的で開拓的な性質を持ち、言語能力が高いという傾向があります。
六白金星は、理想主義者で負けず嫌い、人に従うことを何より嫌う独立志向の高い星です。
すでに誰かがやっているようなことには見向きをしない素振りをしますが、裏では興味津々、隠れてやっているようなところがあります。
二黒土星は、まじめで勤勉、綿密にことを進めるという性質がありますが、この二黒土星から六白金星にエネルギーが流れているので、努力によって自分の理想を実現するタイプといえます。
しかし、本命星の三碧木星が尅しているので、性急にことを進めようとするところもあるのかも。
この星回りは、気持ちと行動がまったく別、ということもありそうです。
そして、三碧木星も二黒土星も、腹の中が見えるような正直なトークをしてしまいがちです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【三碧木星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
田中久重の運気を九星気学でみると?
■1834年 「懐中燭台」
1834年は四緑木星中宮年で、三碧木星は東南にあり、運気旺盛ですが、暗剣殺です。
田中久重は、大坂船場に引っ越し、折りたたみ式の「懐中燭台」を考案します。
■1837年 「無尽灯」
1837年は八白土星中宮年で、三碧木星は西にあり収穫のとき、そして定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
また、三碧木星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
田中久重は、圧縮空気により、灯油を補給する灯明の「無尽灯」を考案します。
■1847年 土御門家に入門
1847年は九紫火星中宮年で、三碧木星は北東にあり変化変動、そして歳破がついています。
三碧木星の定位には七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示があります。
田中久重は、天文学を学ぶために土御門家に入門します。
■1849年 「近江大掾(おうみだいじょう)」
1849年は七赤金星中宮年で、三碧木星は北にあり、本厄です。
三碧木星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
田中久重は、優れた職人に与えられる「近江大掾(おうみだいじょう)」の称号を得ます。
■1851年 「万年自鳴鐘」
1851年は五黄土星中宮年で、三碧木星は定位の東にもどり、運気は上昇に転じます。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときです。
田中久重は、季節によって昼夜の時刻の長さの違う不定時法に対応した全自動和時計に、様々な仕掛けを施した「万年自鳴鐘」を完成させます。
■1853年 日本初の蒸気機関車及び蒸気船の模型
1853年は三碧木星中宮年で、花が咲くときです。
しかし、三碧木星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
田中久重は、佐賀藩の精煉方に着任し、日本初の蒸気機関車及び蒸気船の模型を製造します。
■1862年 千代田形蒸気罐の修繕
1862年は三碧木星中宮年で、花が咲くときです。
しかし、三碧木星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
田中久重は、幕府の蒸気船・千代田形蒸気罐の修繕を行います。
■1875年 田中製造所
1875年は八白土星中宮年で、三碧木星は南にあり、前厄です。
前厄のときは陽の当たるときであり、注目されるときです。
三碧木星の定位には六白金星が回座し、目上や権威のサポートがある暗示があります。
田中久重は、田中製造所を設立します。
■1881年11月7日 死去
1881年11月7日、田中久重は、82歳で亡くなります。
この日の九星盤をみてみましょう。
年盤と月盤はどちらも二黒土星中宮で、三碧木星は北西にあり、実をつけるときですが、歳破がついています。
また、三碧木星の定位には九紫火星が回座し、「離」の作用が働く暗示があります。
「離」の作用には、死別・生別の暗示となります。
田中久重は長寿でしたが、この運気では、亡くなってしまうのも仕方がないと思われます。
三碧木星生まれの田中久重は、最高に良い運気のなかで実績を積んできたわけではありません。
それでも歴史に名を残すような天才ぶりを発揮しています。
天才は、やはり別次元の活躍をするのかもしれません。
田中久重を宿曜占星術でみると?
■田中久重【参宿】
宿曜占星術では、田中久重は参宿の生まれです。
参宿は、好奇心が強く、精力的に東奔西走し、よく働く本命宿です。
生まれつき、くよくよしない、じめじめした悲壮感が似合わない陽性の人です。
新しいものに好奇心を抱き、実行力があり、世の中を変えていこうと考えています。
しかも、困難でハードルの高い仕事をやりとげるエネルギーを持っているので、参宿さんは周囲からも尊敬されます。
参宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「参宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」を読みになってください。
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