『八つ墓村』のモデルになった「津山三十人殺し」
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
猟奇事件や、大量殺人事件を起こす人には共通点はあるのでしょうか?
そんな興味もあって、たまに事件について調べていますが、今回は、横溝正史の『八つ墓村』のモデルになった「津山三十人殺し」の都井睦雄です。
都井睦雄を九星気学で占ってみると?
■都井睦雄(2-2-6)
都井睦雄は、1917年3月5日生まれ。
本命星:二黒土星
月命星:二黒土星
傾斜宮:六白金星
都井睦雄は、本命星と月命星が二黒土星ですから、行動と気持ちが一致しています。
こういうタイプは、人の気持ちがわからない、空気が読めないタイプが多く、ときに周囲から浮いた存在になりがちです。
傾斜宮の六白金星に対しては、本命星と月命星の二黒土星がエネルギーを与える相生の関係なので、本音の部分では、自分に納得している、つまり思い込みも激しいと言えそうです。
二黒土星は畑の土であり、まじめで勤勉な星。
表面的には温和で、人のために奉仕する資質を持っていますが、利益のためには苦労を惜しまないという欲深の一面ももっています。
六白金星は理想主義者であり、気位が高く、負けず嫌いです。
独立心と上昇志向が強いため、人を犠牲にしても高位に達しようとするところがあるため、自信過剰で独断専行というイメージがつきやすいと言えます。
都井睦雄とまったく同じ星回りには、緒方純子(北九州監禁殺人事件)がいます。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【二黒土星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
都井睦雄の運気を九星気学でみてみると
■1938年5月21日 津山三十人殺し発生
「津山三十人殺し」は、1938年5月21日に発生しました。
この日の九星盤をみてみると、年盤・月盤・日盤すべてが、八白土星中宮です。
このように九星盤がかさなるときは、九星の影響が強まると考えられています。
都井睦雄の本命星・月命星の二黒土星は、北東にあり変化変動、そして暗剣殺です。
二黒土星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
また、定位対冲であり、運命の歯車が大きく動くときでもあります。
二黒土星生まれの人にとって、最悪の運気でもあるのですが、運勢が切り替わり、転機を迎えるときなので、良い転機を迎える人も少なくない運気です。
都井睦雄にとって、「津山三十人殺し」を実行した1938年5月21日は、願望がかなった日であり、自殺によって人生を閉じた日となりました。
肺結核を患っていたこともあり、徴兵検査不合格。
そして、交際していた女性との破局。
戦時体制であった時代背景を考えると、都井睦雄は、自分の存在を完全に否定されたように感じた結果、大量殺人を行なってしまったのかもしれません。
都井睦雄を宿曜占星術で占ってみると?
■都井睦雄【張宿】
宿曜占星術では、都井睦雄は張宿の生まれです。
張宿は、話し上手で相手の心をつかむ本命宿です。
しかし、張宿さんのなかには、口だけが達者で、中身がない理屈をこねるタイプや、精神的に成長しきれていない単なるはったり屋タイプもいます。
また、張宿さんは学問を好み、理論家でもあるためか、都井睦雄は、犯行前に周到な準備を行っています。
野心家で、人生を賭け事のように考えている人も多いのが張宿さんといえます。
張宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「張宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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