大坂城で死去
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
徳川家茂は、江戸末期の将軍継嗣争いでは勝利しましたが、病気には勝てなかった将軍です。
しかし、和宮親子内親王と結婚し、公武合体を実現させ、将軍としては、徳川家光以来、229年振りに上洛しました。
徳川家茂を九星気学で占ってみると?
■徳川家茂(1-3-3)
徳川家茂は、弘化3年閏5月24日(1846年7月17日)生まれ。
本命星:一白水星
月命星:三碧木星
傾斜宮:三碧木星
徳川家茂は、本命星の一白水星から月命星と傾斜宮の三碧木星にエネルギーが流れる相生の関係です。
一白水星は水であり、表面的な柔軟性とは異なり、秘密主義であり、深く思考して創造性や企画性を高めるという資質を持っています。
三碧木星は雷であり、音を表すところから、言語能力が高い星です。
そして、陽気でガッツのある星であり、積極的で開拓的ですが、言葉も正直で、そのために人の反感を買ったりすることも。
この星回りは、三碧木星を2つ持っていることから、自己本位な面が出やすく、軽挙妄動の傾向が高く、白黒をはっきりさせたがります。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【一白水星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
徳川家茂の運気を九星気学でみてみると
■1849年 紀州藩主となる
1849年は七赤金星中宮年で、一白水星は北東にあり、変化変動です。
一白水星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
徳川家茂は、紀州藩主となります。
わずか4歳で家督を継いでいますので、運気を月命星でみると、三碧木星は北にあり本厄、さらに三碧木星の定位には五黄土星が回座しているので五黄殺(自滅)の暗示があります。
つまり、幼児であった徳川家茂にとって、紀州藩主となることは、あまり良いことではなかったようです。
■1858年 第14代将軍となる
1858年は七赤金星中宮年で、一白水星は北東にあり、変化変動です。
一白水星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
徳川家茂は、第14代将軍となります。
まだ10代前半なので、運気を月命星でみると、三碧木星は北にあり本厄、さらに三碧木星の定位には五黄土星が回座しているので五黄殺(自滅)の暗示があります。
徳川家茂は、運気の悪いときに出世していますが、このことが若くして亡くなる原因なのかもしれません。
■1860年 桜田門外の変
1860年は五黄土星中宮年で、一白水星は定位に戻って北にあり、本厄です。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときです。
桜田門外の変によって、大老井伊直弼が暗殺されます。
■1862年 孝明天皇の妹・和宮が降嫁
1862年は三碧木星中宮年で、一白水星は東に出て、運気は上昇に転じます。
一白水星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
徳川家茂は、孝明天皇の妹・和宮と結婚します。
■1863年 上洛
1863年は二黒土星中宮年で、一白水星は東南にあり運気旺盛ですが、歳破がついています。
歳破は、思いがけないことで足元をすくわれ、思い通りにならないという凶運です。
一白水星の定位には七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示があります。
徳川家茂は、3千人を率いて上洛すると、義兄の孝明天皇に攘夷を約束します。
また、天皇に対して政務委任の勅命について謝辞を述べることによって、大政委任が、朝幕関係の中で初めて公認化・制度化されたと考えられています。
■1866年8月29日 死去
徳川家茂は、1866年8月29日に、病気で亡くなります。
満20歳でした。
この日の九星盤をみると、年盤では一白水星は西にあり、収穫のときです。
一白水星の定位には四緑木星が回座し、知名度アップの暗示があります。
長州征伐が進行し、3度も上洛したのですから、知名度アップ、影響力拡大は当然のことかもしれません。
月盤では、一白水星は定位に戻って北にあり、本厄です。
年盤の一白水星には、月盤の七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示がありますので、ここまでは病死するような運気ではありません。
しかし、月盤の一白水星には、日盤の五黄土星が回座し、五黄殺(自滅)の暗示がありますので、脚気衝心が突然に襲ったのかもしれません。
徳川家茂を宿曜占星術で占ってみると?
■徳川家茂【胃宿】
宿曜占星術では、徳川家茂は胃宿の生まれです。
胃宿は、エネルギー量が多い本命宿です。
胃宿さんは、人生の最初から、過酷な試練に直面することがあり、多くは、思いがけない苦労や災難が降りかかり、波乱含みの人生となりやすいのですが、それを跳ね返す力も授けられています。
徳川家茂が、幼少ながら紀州藩主となり、第14代将軍となったのは、過酷な試練だったのではないでしょうか。
また、胃宿さんは、軽率に口にしてしまうことも多いので、三碧木星を2つもつ徳川家茂は、この傾向がさらに強まっていると考えられます。
胃宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「胃宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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