史上最年少で将軍となり、史上最年少で死去した征夷大将軍
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
徳川家継は、徳川家宣の四男であり、本来なら将軍となるはずはありませんでしたが、家宣の子がことごとく夭折し、ひとり残った家継に将軍職が回ってきました。
しかし、徳川家宣は、遺言で尾張の徳川吉通を指名していました。
これを新井白石が、尾張家臣と幕臣とのあいだで騒乱が起きかねないとして退け、徳川家継の擁立を推進しました。
徳川家継について調べてみました。
徳川家継を九星気学で占ってみると?
■徳川家継(3-9-8)
徳川家継は、宝永6年7月3日(1709年8月8日)生まれ。
本命星:三碧木星
月命星:九紫火星
傾斜宮:八白土星
徳川家継は、本命星の三碧木星から月命星の九紫火星へ、月命星の九紫火星から傾斜宮の八白土星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
三碧木星は音であり、振動を表しています。
そのため、三碧木星生まれには言語能力の高さ、声の良さなどの資質を持った人が多いのですが、言葉で失敗しやすい傾向もあります。
三碧木星には開拓性という性質もあり、九紫火星の先進性やひらめきは、誰も追いつけないところまで飛んでいってしまうことも。
そして、九紫火星から八白土星へとエネルギーが流れているので、自分がやりたいこと・信じていることは、どんなに困難な状況にあっても達成しようと努力します。
徳川家継は、7歳に満たずに亡くなりますが、成長していたら、なかなかに頑固な将軍となっていたかもしれません。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【三碧木星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
徳川家継の運気を九星気学でみてみると
■1713年 将軍となる
1713年は八白土星中宮年で、三碧木星は南にあり、前厄です。
ただ、徳川家継は幼少であるので、月命星の九紫火星で運気を読みます。
九紫火星は北西にあり、実をつけるときですが、歳破がついています。
徳川家継にとって、最高の船出とはいかなかったようです。
徳川家継は、元服の儀式を行いますが、この際に霊元上皇が烏帽子を、中御門天皇が冠を家継に贈っています。
その後、家継は将軍宣下を受けて、第7代将軍となります。
■1714年 江島生島事件
1714年は七赤金星中宮年で、三碧木星は北にあり本厄、そして歳破がついています。
九紫火星は西にあり、収獲のときですが、暗剣殺です。
徳川家継にとっては、かなり良くない運気です。
徳川家継の母・月光院と、側近の間部詮房との間には醜聞の風評があったうえに、大奥では、御年寄の江島が歌舞伎役者の生島新五郎らを相手に遊興に及んだことから綱紀粛正が図られ、関係者1400名が処罰されるという江島生島事件が起こります。
■1715年 法皇の皇女降嫁が決まる
1715年は六白金星中宮年で、三碧木星は南西にあり、後厄です。
九紫火星は北東にあり変化変動、さらに歳破がついています。
将軍になって以来、本命星・月命星のどちらかに、歳破が毎年ついているとは驚きです。
幼い徳川家継の立場を強化するため、「家継」の名付け親でもある霊元法皇の皇女と正式に婚約をすることになります。
■1716年6月19日 死去
徳川家継は、1716年6月19日に、肺炎で病死したと考えられています。
享年8。
この日の九星盤をみると、年盤では三碧木星は東に出て、運気は上昇に転じますが、定位に戻っているので、新しいステージに移行するときです。
月命星の九紫火星は南にあり、「離」の作用があるときです。
月盤では、三碧木星は北にあり本厄、そして月破がついています
年盤の三碧木星には、月盤の五黄土星が回座し、五黄殺の暗示があります。
五黄殺のときは、高熱を発する難病になりやすく、病気は悪性です。
月盤の九紫火星は西にあり、結果のときです。
徳川家継は、幼くして将軍となりますが、在位期間は短く、その期間中に歳破がつきまとっていました。
短命であったのも、いたし方のない運気です。
徳川家継を宿曜占星術で占ってみると?
■徳川家継【軫宿】
宿曜占星術では、徳川家継は軫宿の生まれです。
軫宿は、完全主義者の本命宿です。
徳川家継は、親政を行うことができなかったので、言動の記録が残っていませんが、事務能力は高い軫宿生まれなので、良き為政者として名を残したかもしれません。
しかし、軫宿さんは過労やストレスから不眠症に陥ることもあり、また孤独に苛まれることも多いため、自殺願望を持ちやすいといわれています。
仮に成長しても、将軍としてのストレスが高じれば、若くして亡くなることもあったかもしれません。
軫宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「軫宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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