藤井聡太七段がタイトル最年少記録を更新した棋聖戦
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
棋聖戦の勝負がついて、藤井聡太七段が、タイトルを獲得しました。
棋聖戦は、どちらも七赤金星生まれの戦いでしたので、スルーしてしまっていたのですが、やっぱり詳しくみてみることにしました。
ささいな運気の違いが勝負に出てしまったのでしょうか?
⇒ 【将棋王位戦】木村一基王位と藤井聡太七段どちらが勝つか?性格・運気・運勢を占ってみると
⇒ 棋士76人を九星気学と宿曜占星術で見てみると?共通点は?
渡辺明棋士と藤井聡太七段を九星気学で占ってみると?
■渡辺明棋士(7-6-6)
渡辺明棋士は、1984年4月23日生まれ。
本命星:七赤金星
月命星:六白金星
傾斜宮:六白金星
渡辺明棋士は、本命星、月命星、傾斜宮がすべて金の性に属している金星の人です。
七赤金星は、場の雰囲気を明るく楽しくさせる人が多く、多くの人から好かれます。
また、カンも鋭く、トーク力もあるので、影響力が大きいのですが、自己顕示欲が強く、人から軽く見られることを、ひどく嫌う傾向があります。
六白金星は理想主義であり、負けず嫌いという性質を持っています。
理想を目指すあまり、人と争ったり、また自分の失敗は隠蔽する傾向が見られます。
六白金星は独立心が強く、周囲にエネルギーを与える役回りを持っています。
この星回りは、周囲の人が何を感じ、どんな気分でいるのか、推し量ることが苦手です。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
↓
⇒ 【七赤金星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
■藤井聡太七段(7-3-9)
藤井聡太七段は、2002年7月19日生まれ。
本命星:七赤金星
月命星:三碧木星
傾斜宮:九紫火星
藤井聡太七段は、本命星の七赤金星が、月命星の三碧木星を剋し(金剋木)、傾斜宮の九紫火星は七赤金星を剋し(火剋金)ているという、相剋の関係です。
七赤金星は、にぎやかで楽しいことが好きで、しかも説得力のある発言をするタイプです。
負けず嫌いで自己顕示欲も強いので、他人から軽視されることを最も嫌います。
三碧木星は、おしゃべりな言語能力の高さを意味し、積極的で開拓的な性質を持っています。
また、潔癖症で、シロクロつけたいのが三碧木星なので、何事に対しても自分の姿勢を明らかにする傾向があります。
九紫火星は感覚的、情熱的ですが、熱しやすく冷めやすいという性質をあらわします。
この九紫火星が、本命星の七赤金星を尅しているので、周囲の雰囲気を鋭敏に察知して、言動に迷いが出やすいと言えます。
月命星の三碧木星から、傾斜宮の九紫火星にエネルギーが流れているため、誰よりも早く、新しいアイデアを披露したいという気持ちが強い傾向もあります。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【七赤金星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
渡辺明棋士と藤井聡太七段の棋聖戦運気を九星気学でみてみると
■2020年6月8日 第1局
棋聖戦第1局は、2020年6月8日に行われました。
年盤では、七赤金星は中宮にあり、花が咲くときです。
渡辺明棋士の月命星の六白金星は東南にあり、運気は旺盛です。
また、定位対冲なので、運命の歯車が大きく動くときです。
六白金星の定位には八白土星が回座し、変化変動ですから、今までとは違うことにチャレンジしようという気持ちが強いときといえます。
渡辺棋聖の場合、行動と思考が同時進行タイプなので、六白金星の影響は大きかったかもしれません。
藤井聡太七段の場合は、傾斜宮の九紫火星からエネルギーが流れているので、九紫火星でみてみましょう。
年盤では、九紫火星は西にあり収穫ですが、暗剣殺。
九紫火星の定位には二黒土星が回座し、受け身の暗示があります。
状況にはさからわず、直感やひらめきを大事にしたほうが良いときです。
月盤では、渡辺明棋士の六白金星は西にあり、収獲のときです。
やる気満々で第1局にむかったことが読み取れます。
藤井聡太七段の九紫火星は北にあり本厄、そして月破がついていますから、直感力が弱まっていたときですが、天の助けがあります。
また、定位対冲なので、渡辺明棋士と同じく、運命の歯車が大きく動くときです。
日盤では、渡辺明棋士の六白金星は北にあり本厄、そして日破がついています。
一方、藤井聡太七段の九紫火星は東南にあり運気旺盛、そして天の助けの暗示があります。
全般的には藤井聡太七段の運気が弱いのですが、月盤、日盤をみると、藤井聡太七段のほうが強く、とくに日盤では、あきらかに藤井聡太七段が優勢です。
どのような勝負内容だったのか、生方には想像もつきませんが、藤井聡太七段が勝ったのは当然と読めます。
■2020年6月28日 第2局
棋聖戦第2局は、2020年6月28日に行われました。
年盤と月盤は第1局と同じなので、日盤だけを見てみましょう。
月盤と日盤はどちらも四緑木星中宮で、渡辺明棋士の六白金星は西にあり収獲のときで、開拓・奮起の気持ちがとても強かったようです。
チャレンジ精神が旺盛なとき、といえます。
藤井聡太七段の九紫火星は北にあり本厄ですが、定位対冲なので、とんでもないひらめきが天から降ってくる暗示があります。
精神的には藤井聡太七段のほうが強気であり、渡辺明棋士を上回っています。
藤井聡太七段のひらめきは、失敗する可能性も高いのですが、第2局では成功し、勝利をおさめたのではないでしょうか。
■2020年7月9日 第3局
棋聖戦第3局は、2020年7月9日に行われました。
月盤では、渡辺明棋士の六白金星は北東にあり変化変動、そして月破がついています。
やる気だけではない、なにかが沸き起こってきたのではないでしょうか。
藤井聡太七段の九紫火星は南西にあり後厄、そして五黄殺(自滅)の暗示があります。
ふたりとも良い運気とは言えませんが、藤井聡太七段のほうが、より悪い運気です。
日盤では、渡辺明棋士の六白金星は南にあり前厄で、注目されるとき。
藤井聡太七段の九紫火星は、東に出て運気上昇に転じるのですが、変化変動の暗示があり、今までと違う傾向のひらめきがあったのではないでしょうか。
そして、第3局は、渡辺明棋士が制しました。
■2020年7月16日 第4局
棋聖戦第4局は、2020年7月16日に行われました。
年盤、月盤は第3局と同じなので、日盤をみてみましょう。
渡辺明棋士の六白金星は西にあり、収獲(結果)のときのはずなのですが、西は年盤では暗剣殺、月盤では五黄殺が重なっていて、これらの影響を受けやすいといえます。
藤井聡太七段の九紫火星は、北にあり本厄、困難な状況に陥る暗示があります。
運気的には五分五分といったところなので、最後まで勝負の行方がわからなかったという内容だったのかもしれません。
しかし、気力の面では、藤井聡太七段が少しだけ上だったようですので、最後は気力の差だったのではないでしょうか。
藤井聡太七段、おめでとうございます。
まとめ
お客さまからのご依頼によっては、月命星や傾斜宮までみることがあるのですが、将棋のタイトル戦で試したのは初めてです。
ほんの少しで勝負の行方が決まるような勝負では、本命星だけではなく、月命星や傾斜宮まで読むことの大切さを、あらためて感じました。
はじめ、渡辺明棋士のほうが優位だろうと考えていた生方ですが、月命星と傾斜宮をみてみたら、実は違ったわけですから。
これからも精進せねば!と思います。
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